リテラシーという言葉が使われ始めたのはいつからでしょうか。現在でもまだ浸透しきっていないこの言葉ですが、その意味は「読解記述力」のことです。ただし、そこには「正しく理解し、活用する能力」という意味合いがあります。つまり、科学的リテラシーというのは、科学的な見地から物事を理解し、結論を引き出す能力のことです。では日本人の科学的リテラシーは、いったいどの程度のレベルなのでしょうか? PISA調査 その判断の基準として参考となるのが、PISA調査です。これはOECD(経済協力開発機構)が進めている調査で、15歳児を対象に読解力、数学的リテラシー、そして科学的リテラシーの3分野でおこなわれます。この調査をもとに文部科学省がおこなった調査によると、OECDの平均よりは上、という結果でした。
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